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今日の天声人語はひどすぎる

2006年05月25日12:48

今日の天声人語(リンクは今日、5月25日のみ)は、ひどすぎるよいくら何でも。

ライブドアに限らず、利益拡大をめざすのが企業一般だとしても、その度はずれた追求が世の中を激しく揺さぶってきたという面は見逃せない。バブル経済や、はじけた後の不況によるリストラなどで、家計は痛めつけられた。多重債務者や、経済的な理由による自殺も増え、幾つもの偽装問題が起きている。

利益拡大を追求するのが、株式会社のレゾン・デートルでしょ。その程度が大きいか小さいかが、ホリエモン=ライブドア問題の焦点ではない。ホリエモン問題は、証取法(その他)という証券取引のルールに反したかどうか、が争点なんであって、ホリエモンが貪欲だったかとか、利益を重視し過ぎていたかとかは全く関係ない。

まして多重債権者や経済的な理由による自殺が、ライブドア問題とどう関連するのか、おばかな私にも分かるようにぜひ教えてほしい。

この天声人語から透けて見えるのは、著者の、「利益を追求する資本家」対「搾取される労働者・消費者」という画一的でいささか時代錯誤を感じさせるモノの見方だ。企業が利益を(極端に、という留保を付けてもいい)追求するのが社会にとって害悪だと主張するなら、同じ口で「日本の競争力」とか言うなって。

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コメント

>池田蛇足@管理人さん
私も同感でして、前任者の文章はなかなか読み応えのあるものであったと記憶しております。
確か小学校の高学年か中学校あたりだったと思うんですが(およそ13、4年前)、今の担当者に変わって現在に至っているはずです。あまり記憶が定かではないんですが。
まず、文章構成に関してですが、正攻法からユニークな論理展開まで多種多様でしたね。少なくとも、今回に見られたような論理の飛躍はなかったですし、いろんな主張を盛り込んだ乱暴な構成は採られていなかったと思います。
次に、文章内容に関してですが、斬新な切り口から新しい価値観を提示したり、または一般人が時折忘れがちな大事な価値観やモラルを再認識させるもの等良い意味で思考を一新させるものが多かった気がします。少なくとも今回の帰結のような陳腐な価値観やご指摘のように時代錯誤な価値観の押し付けはなかったはずです。
そういう意味では、古き良き天声人語は朝日新聞の名物コラムで、じっくり何度も味わえる読み物だったなという感じがします。それは今の天声人語を嘆く形での思い出の美化ではないでしょう。
今の天声人語は今も昔も変わらない社説とどこか似てきた感じがします。私にとってはもはや情報収集のための速読の対象に成り下がってしまいました。非常に残念ですが。

by ビギナー(2006年05月27日 01:49)

>ビギナーさん

どうも。昔の天声人語はもうちっと読み応えがあったような気がするんですが、それは私が子供だったせいでしょうか。

by 池田蛇足@管理人(2006年05月26日 08:59)

先の『半落ち』の話ではないですが、論点を盛り込みすぎて争点がぶれてしまった駄文の典型例。しかも、天声人語というコラムの少ない文字数の中でこれ程いろんな争点を盛り込んだら、論理の飛躍が生じうるのは稀ではありません。
そのような過ちを社説でも繰り返すことが稀にあるのは、「朝日新聞」というブランドに多数の読者がいささか信頼を置き過ぎているのもあるし、スタッフもこの執筆者なら大丈夫のような信頼を措き過ぎていた結果かもしれません。
これは全盛期の頃のライブドアに対するメディアやそれを知覚する一般の人々または株主が抱いた信頼と同じ論理でしょう。
そう言う私も少し争点はずれてはいるんですが、東京地検のような冷静な目を養いたいものです。

しかし、一番のパラドックスは「朝日新聞社」も営利社団法人である企業が利潤追求の社会悪性を説くことですね。「いや、我が社には公共性がある」というのは反論にはならないでしょう。いろんなメディアと競い合って顧客の獲得に精力を尽くしているんですから。

by ビギナー(2006年05月26日 02:10)

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